5月1日、宮下芳一会長とともに、東北信児童福祉連盟に所属する児童養護施設を直接訪ね、合計2,200枚のマスクを各施設の規模に応じた枚数に分けて贈りました。
朝、長野市を出発し、先ずは「飯山学園」へ。お寺に隣接した建物からは、子どもたちの声が聞こえてきて、お天気がよいので、晴れ空の下、布団が干されていました。
施設長やスタッフが玄関先で出迎えて下さり、「これは大変にありがたい」ととても喜んでくださいました。春休みが延長されたような日々で、子どもたちは「外にも出られず軟禁のような状態で」といった環境や職員の勤務体制など、短い時間ではありましたが、お悩みや課題をお聞きできました。
続いて、「軽井沢学園」へ。施設一帯は、小学校、保育園が隣り合っており、緊急事態宣言下で休校の建物は人気なく、一方で、保育園からは園児らのにぎやかに遊ぶ様子が伝わってきます。学園の子どもたちは、静かに過ごしている雰囲気が玄関先でうかがわれました。
施設長さんや責任者さんらが、「なかなか手に入らなくて…本当に助かる」と、ここでも嬉しそうに受け取ってくださいました。
上田市の「原峠保養園」は、建て替え工事中ということで、一時移転した先へうかがい、無事、施設長さんへお渡しがかないました。
千曲市にある「恵愛学園」は、三年前に長野市松代から移転してまだ新しい建物で、お昼過ぎの時間帯に静かな印象でした。こちらにも、お届けは大歓迎で、暑い中を移動してよかったと感じました。
長野市では、「松代福祉寮」と「三帰寮」とを回って、近くにありながらイベントの折にお会いする程度の交流なので、直に訪ね、スタッフのご苦労にも触れてみて、アウトリーチ的な支援も重要ではないか、と帰途、宮下会長と意見交換しながら、無事に終えることができました。